笑って健康に!
今朝の日経新聞の社会面に写真の記事が出ていました。吉本興業と近畿大学医学部がコラボして、漫才や新喜劇を見ることによる「笑い」が健康に及ぼす影響、とくに精神疾患への影響を調べようというものです。これを読んで、同様の研究が関節リウマチでもずいぶん前にされていたのを思い出しました。
東京の日本医科大学での研究なので吉本興業ではなく江戸落語でしたが、落語を聞いた(見た?)後は血中の炎症性物質であるインターロイキン-6や、痛み物質であるサブスタンスPが有意に減少していたという報告で、当時はかなり注目され、高く評価されていました。
私の経験でも、いつもニコニコしている患者様は、関節が変形していたり血液検査の結果が多少悪かったりしても、自覚症状はさほど強くおっしゃらないという印象があります。「病は気から」ではないですが、慢性的な病気とつきあっていく中で、心を朗らかに保つというのも大事なポイントだと思います。